百景ラボ研究日誌

旧朝倉家住宅

2016.6.10

お久しぶりです!!

投稿しようしようと思いながら気がつくと数ヶ月……

あっという間に梅雨が着てしまいました(汗)

ちょっと遅れを取り返そうと今回は5月に訪問した場所について

記事を書こうと思います…….

 

5月の新緑が美しい頃、「旧朝倉家住宅」に行きました。

どこに行こうか考えていたある日、代官山に大正の雰囲気を

残した屋敷があるという情報を耳にしたのでついつい足が

勝手に向かっていました。

 

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朝倉家は江戸時代から続く大地主の家系であり、

幕末頃から精米業を営んでいました。

その後も東京府や渋谷区の議長を務めたりと、

東京や渋谷の中枢で活躍していきます。

この住宅は政府などで活躍していた大正頃に、

当時の末裔の夫が建てた建物で、大正の雰囲気を

残した純和風の住宅です。(多少洋間などはあります)

外観の瓦屋根がかまぼこ型に少しカーブしているように

見えるのは面白いですね!!

 

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中に入るといきなりこんな畳の廊下があったりします。

あ、先に話しておきますが朝倉邸の各居室はとても魅力的

なのですが、今回は廊下が多いです…….

ぜひ訪れる際は廊下や各部の装飾に注意して見て頂けると

より深く味わえると思います。

そして、廊下部分右側の襖から室内を覗くと……

 

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三方廊下に囲まれた応接間が出てきます。

障子が上にも下にも……

なんだか顔のようでおしゃべりしているように見えます。

旧朝倉家住宅ではこのような廊下に囲まれた所や、

縁側のような廊下沿いに和室が配置されています。

こういった和室はたくさん見てきたので目が肥えて

しまったせいか、あまり記録を残しませんでした……

 

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ついついこの廊下の光沢に目を引かれ、こんなアングルから

撮影してしまいました。

この住宅においてどの居室よりもこの長くたくさんある廊下を

メインに見るべきだと思います!!

突き当たりは擦りガラスと光でわかりにくいですが、

縁側のある会議室の中庭になっていて、会議室からは

庭園の景色を望むことができるのです。

 

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大正時代の建築は、日本では西洋の建築様式が入り

装飾の細かな建築物が多く建てられました。

その流れを象徴するのか、和室にはこの様な

洋風の照明を配置する傾向があるようです。

ですが、この時代の流行に逆らうようにこのような

純和風のつくりをした文化財は珍しいのではないかと思います。

この照明は二階の広間にあります。

 

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 階段を降りてなお、長い一直線の廊下がお出迎え。

この建物の廊下を合わせたら400mトラック

一周分くらいの長さがありそうです……

 

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室内はほぼ廊下の印象しかないのでこれくらいに

外の庭園を散策しました………

が!!

庭園もひたすら周回するだけの造りになっていて

どこを行くにも長い通路を歩かなくてはいけないのです。

ただ、この建物に関してはその道のりを楽しむことも

メインのひとつだと思いますが……

 

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門をくぐると先ほど言った縁側と中庭が見えます。

岩で隠れていますが見えるのです!!

庭園に関しては、普通イメージするような庭園の

形式ではありませんでした。

 

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また、この時代に普及し始めた自動車を

停める車庫があります。

外側はコンクリート、内側はトタン木造

なっています。

この画だけを見るとちょっと海外の雰囲気を

感じます。

 

このほかにもたくさん見所はあります。

というよりも見所は全く紹介できていません……

が、あえてメインとは違うところに着目して

紹介してみました!!(言い訳です)

精米業者として営業していたときの名残か、

木造と鉄筋コンクリート造でできた土蔵や、

縁側の気持ちよさそうな数奇屋風作りの杉の間があります。

そのほかにも洋室や水洗トイレなど驚きと魅力が詰まった

建築になっています。

 

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これだけ楽しんでたったの100円で見れるのです。

安く済んだ分はこちらの奇抜なカフェで思い返しながら

歩き回った疲れを癒すのもありですね!

 

category : 制作過程