百景ラボ研究日誌

岡本太郎記念館-生きる尊厳-

2016.6.17

こんにちは!

まだまだ気温的にはすごしやすい季節ですが、

徐々に湿度と気温が上がって夏が顔を出し始めています。

 

2度目の訪問になってしまうのですが(前回は約2年前)、

「岡本太郎記念館」を訪れました。

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青山にこの岡本太郎のアトリエがあったためか、

渋谷近辺には岡本太郎の作品があちこちに飾られています。

有名なのはJRと井の頭線の連絡通路にある

巨大な絵「明日の神話」がありますね!!

 

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また、青山学院大学向かいにあるこどもの城入り口の

オブジェ「こどもの樹」も有名です。

そんな数々の名作を作り出してきたアトリエが現在

記念館として公開されています。

 

7/3まで「生きる尊厳-岡本太郎の縄文-」という

企画の展示がされています。

岡本太郎がアーティストとして活動を始めた5年後、

美術館で目の当たりにした縄文土器に自分の求める

ものを見つけたそうです。

たしかに縄文土器が岡本太郎のルーツだと言われれば

しっくりくるものがありますね!

 

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この作品なんてまさにそうだと思います。

タイトル「動物」

こんな動物が普通にいたら恐怖でしかない……

素材を見てみるとFRPと書いてあります。

どう見ても石でできているように見えますが、

実はこれ強化プラスチックでできているんです。

FRPは車のバンパーなどに用いられるとても

とても硬い素材です。

 

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比較してみるとどうでしょうか?

確かに模様や不確かな形状、素材感まで、

岡本太郎が縄文土器をモチーフにしているのが

伝わってきますね。

 

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これらの作品も縄文土器からインスパイアされて

できた作品だと思いますが、やはりこの抽象的な絵と

色使いがなんともたまりません。

まさに縄文アートティストとも呼ぶべきでしょうか?

 

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こちらはYottaというアーティストの作品。

タイトル「The Down Of Glad Tidings」

戦争をテーマに作られたもので、岡本太郎現代芸術賞

受賞した作品だそうです。

岡本太郎とは対照的に具体的な現代アートです。

 

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忘れてはいけないのがこの「太陽の塔」です。

The岡本太郎と言わんばかりの岡本太郎を

象徴する作品です。

全長70mのこの巨大オブジェを作り出した岡本太郎は

まさに天才です!

建築物としてもすばらしい作品です!!

 

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アトリエは当時の雰囲気をそのままに、無数のキャンバスと

数々のオブジェが残されています。

 

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床の汚れ具合や道具の使い放した感じも

まだまだ新たな作品が生まれそうな予感がしますね!

 

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このティーセット!!

ほしい!!

日用品も岡本太郎が手がけると遊び心満載の

オブジェになりますね。(実用性はなさそう)

 

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この麦茶ポットにグッと来てしまいます!

 

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この青山の一等地にバナナの木が生える大きな庭があります。

草むらにはおびえた様子の犬がいます。

「犬の植木鉢」という作品だそうです。

この配置とこの表情はとても遊び心がありますね。

かわいいです。(でも実際にいたら怖い)

 

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2階のベランダからはさっきまで直立不動だった

「太陽の塔」がさびしそうに外を眺めています。

なぜだか庭に居るオブジェからは、どれも悲壮感が漂っています。

 

実はこのアトリエ、岡本太郎とパリ留学中に親交があった

建築家坂倉準三が設計した建物だそうです。

余談ですが、坂倉準三はル・コルビュジエに弟子入りし

上野の国立西洋美術館の設計に携わった一人です。

ここはアトリエとして現代アートの重要な財産であり、

また、建築としても名建築家の遺作であるという

どちらの分野においても貴重な場所なんですね。

 

最後にこのスナップで締めたいと思います。

 

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category : 朝活